はじめに
いやあ、なんかすっごい凝ってる。
箱自体が少年ジャンプを見立てて外側の部分も雑誌をイメージさせた配色で印刷されている。ゲーム中で使われるファンレターにも1つずつ異なる文章が記載されていて、こういうところは遊び心があって好きだなあ。
キャラクターにもそれぞれストーリーがあって、「あ、これはあて馬だ笑」みたいなキャラがいて、でも優勝しちゃったり笑
このキャラクターの物語、せっかくここまで作り込まれているので、事前に他プレイヤーへ簡単にキャラの説明を強くお勧めします。
そうすることで「これは因縁の対決だ」「師弟対決に突然割り込む雑魚キャラ笑」などの会話が楽しめます笑
システム
漫画のキャラクターの勝敗を予想して得点を稼ぐパーティーゲームです。
プレイヤーはこの漫画のファンになって盛り上げていくのですが、初めに各個人に配布されたブックから「優勝予想」キャラを選びそこへ栞にはさみます。
また、それとは別に(同一人物であっても良い)自分の推しキャラを選びます。
得点
簡単に言えばこの推しキャラが勝つと得点が入り、優勝すれば一気に21点が入ります。推しキャラが勝ち進み優勝すればほぼ間違いなくゲームに勝利するとのではないでしょうか。
ゲーム中はけっこう得点マーカーががっつり動きました笑
ただもちろん負ける場合もあって、その場合はどうするかと言えば他の勝敗の予想を当てて得点を稼ぐわけです。
他キャラでも優勝を当てれば得点が15点入るので得点トップにも簡単に逆転出来ます笑
さらに師弟対決、兄弟対決などの「因縁の対決」という特別な勝負があり、どちらかが誰かの推しキャラであった場合はボーナス得点が追加されます。
・推しキャラの勝利
・因縁の対決
・優勝予想当て
これらが大きな得点源となります。
優勝の予想当てのキャラはゲーム終了時までの非公開情報となりますので、このあたりで勝たせるか負かすかの心理戦がゲーム中に繰り広げられます。
また、先手マーカーである【土曜にジャンプ売ったているおばあちゃんの絵】の次の人から先に勝敗予想が行われるので、相手の予想を見つつ予想が立てれるので有利です。
バトル
さて、それではバトルはどのようなものになるかと言うとキャラクターはそれぞれ三竦みで構成されております。
炎→緑→水→炎・・・の順番でパワーが強くなり、ゲームに勝利しやすくなります。
3種類の技カードをランダムに3枚横並びで配置して、お互いのカードと対になる状態にします。そしてそれぞれカードをオープンにしていきながら勝敗を決めます。
このあたりは全て運です。
重要なのは覚醒と後半バトルの読者アンケートです。
覚醒は誰かが生存していたり、キャラクターに対してアンチが多かったりするとパワーが増す効果があります。
これが大変良いゲームメイクで、生存であれば特定のキャラを生かしておかなければならずなかなかの心理戦が楽しめます。
このあたりの覚醒条件で、このボードゲーム自体のストーリーが盛り上がり、覚醒した場合はついつい技名を言いたくなるほどです笑
そして読者アンケートではプレイヤーが直接キャラクターにアンケートを送ることで勝敗を左右させます笑
ひどい笑
このアンケートは裏向きで各キャラに配置していくのですが、内容によってパワーが強くなったり、弱くなったりします。
誰を勝たせたいか、誰を優勝候補に指定しているのか、ここからなんとなーく分かっていきます。
ちなみにこのアンケートを使わなければ単独トップで7点、残っている1枚1点ですが、他の得点源が大きいためにほとんど使います。
以上の激しい戦いを繰り返し、非公開情報の優勝予想などを合計して得点が一番高いプレイヤーがこのボードゲーム漫画を愛していることが証明されます!(ちがう)
感想
遊び手の感情の浮き沈みがよく計算されているなあと思うゲーム。
また、得点源の差が大きいので最後まで逆転勝ちを狙えるのも優しい設計ですね。
説明書から簡単なインスト説明、動画まで、購入された方がすぐに遊べるような配慮が多いのはgoodですね。
お子さんと遊ぶ機会が多い方になかなかヒットするのではないでしょうか。
飛び跳ねて喜び一喜一憂する少年少女の姿がすぐイメージできます笑
購入は同人ボードゲームの販売が盛んに行われている駿河屋がお薦めです。ホビー/グッズ販売 通販ショップの駿河屋
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