デザイン | イイダテツヤ |
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イラスト | イイダミカ |
人数 | 2~4人 |
時間 | 20~分 |
年齢 | 7歳~ |
価格 | 2500円 |
発売 | 2018秋 ブース両-A50 |
予約 | https://www.amazon.co.jp/dp/B07HDDT19G |
はじめに
すずめ雀などの麻雀を簡略化されたゲームというのが昨今流行ってきているかもしれません。
今回ご紹介する「ドッグン・ドッグ」も同様に麻雀のシステムをそのまま利用しています。説明書もそのまま麻雀の用語を使っているため、麻雀を知っている方であればルールを読まずとも遊べるかも。
それはちょっと言い過ぎですが笑
麻雀のルールが分からない方に対しても簡易的に作られているために麻雀入門としても遊べるかと思います。
システム
麻雀の簡易版と言って間違いないでしょう。
5枚のカードで役を目指します。
初めに4枚のカードが配られ、自分の番になったら共通の山札からカードを1枚引きます。
役が出来なかったら1枚を捨てて手番を左隣に移します。
これを繰り返して5枚の役を目指します。
役は3点以上で揃えなければなりません。
役についてはこちらでご確認頂きます。
http://gamemarket.jp/wp-content/uploads/2018/10/dogndog_rules2_revised.jpg
このゲームの面白さは誰がどの役を目指しているか分かりやすいところですね。
捨てたカードも相手の役に使われてしまうので、慎重に捨てるかを判断します。
特にリーチ(あと1枚で役ができる状態)を宣言されると、非常にドキドキしてしまいますね!
そして先に役を獲得したプレイヤーが3点で1枚のトロフィーカードを手にします。
そして他プレイヤーにうんち(失点)カードを投げます笑
最終的にはうんちの失点を加味して、このトロフィーカードの枚数が一番多いプレイヤーの勝利です。
特筆すべきところは麻雀の鳴きがなく、ルールが簡易に作られているところですね。
鳴きとは簡単に言ってしまえば、特殊な条件で捨てたカードを利用することが出来ます
トップの追随を許さない半面、デメリットも多くあるために非常に戦術の幅が広がります。
そのためこの鳴きがないので、スムーズにゲームが流れます。
麻雀ってオモシロイですよね。
そのためこのゲームも面白く、可愛らしい動物が今までの「麻雀」というちょっとアンダーなイメージを払拭してくれます。
失点も堅苦しいものではなく、うんちカードが飛んでくるのも良いです笑
インタビュー
今回のゲームシステムは麻雀ですね。
このシステムを選んだ背景にはすずめ雀じゃんなど、麻雀系のものがよく出るようになったからでしょうか。
今回この麻雀のシステムを選んだ理由を教えて下さい。
前作発売後、次の作品のテーマを考えている時に「すずめ雀」を遊んだのですが、その時に、中学・高校生の頃に学校で遊んでいた「トランプ麻雀」を思い出したのがきっかけです。手札は8枚が完成形で、3+3+2の形で遊ぶ麻雀なのですが、休み時間のたびに遊んでました。その時に遊んでいたルールをさらにコンパクトにしたのが今作になります。麻雀はいつか取り扱いたいメカニクスだったので。
ルールは麻雀でもいくつか特殊なルールを選んでらっしゃるかと思います
(オールレッドなど)
特にこだわって導入したシステムについて教えて下さい
絶対に入れたい!と思って採用しているのは「リーチ」関連ルールですね。「リーチ」「一発」「裏ドラ」などがそれにあたります。「リーチ」した時のドキドキ感って、やっぱり楽しいと思うんですよ。「一発」で上がれた時も、「裏ドラ」がのった時も。逆に、「リーチ」に対面した時には「一発」で当たりたくないなぁ、とか。「オールレッド」は「緑一色」を意識して作りました。それに合わせてディスクの色も赤にしたんですよ?
このゲームは特に麻雀をやったことがない方に良いのかなと思いました
特に遊んで欲しい方などはいらっしゃいますか
もちろん麻雀をやったことに無い方にも遊んでもらえると思いますし、逆に、普段麻雀は遊ぶけどもボードゲームはあまり遊ばない、という方も一緒に遊んでもらいたいですね。「麻雀」というエッセンスを媒介に、その両者が一緒に遊んでもらえるゲームに仕上がっていると思います。
今回のゲームマーケットで一時活動を休止をお聞きしました。
非常に残念です。
次回の活動をお待ちすると共に、ざいごにファンの方や何かあればどうぞ。
一時活動休止のお知らせをさせていただいてから、数多くの皆様から「残念だ」とか「ショック」とかのお声をいただいており、非常に申し訳なく思うのと共に、そう言ってもらえる幸せを感じています。
3年半という短い期間でしたが、「キャッツ・パーティー」「バード・オブ・ハピネス」「スウィーツ!」「アニマル・ヴィレッジ」「アクアリウム・デザイナー」「グリーンフィンガー」、そして今作の「ドッグン・ドッグ」と、多くの作品を発表させていただけたこと、皆様の応援があったからだと感謝しています。
ヤマトゲームズは個人で運営していて、企業でもなんでも無く、続けたかったのですが、今回はどうしても本当に個人的な事情で休止せざるを得なくなってしまいました。「ビジネス的に苦しいから」とかでは全然無いので(笑)。いつかまた必ず戻ってきますので、それまで僕のゲーム達をもっともっと遊んでやっておいてください!
感想
麻雀入門としてであれば楽しめるゲームです。
例えば帰省して実家で家族皆で遊んだり、そういった場には非常に適していると思います。
うんちってだけで子どもは喜びます笑
全員が麻雀を知らなければ「Dog’n Dog」というゲーム!としてとても楽しめるでしょう。
もし麻雀をやったことがあるしボードゲームもよくやるという方は、こちらよりもヤマトゲームズさんの他の作品をお薦めします。
アニマル・ヴィレッジやグリーンフィンガーは良いですね。
そちらもぜひ御覧下さい。
在庫はゲムマ当日とAmazonにあるとのことです。
3年近くのお付き合いがあり、色々と楽しいゲームをありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げると共に、ぜひ次回も楽しい作品をお待ちしております。―酒すごろく
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