20時間分を超圧縮!グリッドマンシリーズが知らなくてもグリッドマンユニバースを楽しめる記事!!

今回はグリッドマンユニバースが2倍楽しくなるようグリッドマンシリーズの繋がりに焦点をあてて書いてみました。

もくじ

これを観ればグリッドマンシリーズが分からない方、観たけれど忘れかけている方にもグリッドマンユニバースがさらに楽しく鑑賞できるはずです!

今編集しているのが23日で公開が明日ということもあり、画像ではなく文章に力を入れて伝えていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします!

さて、グリッドマンとは一体どんなものなのか。

円谷プロダクションが 創立30周年記念作品として作られたのが 1993年初代の電光超人グリッドマンです。

コンピューターや機械の中電子の世界 を舞台にしてそこに怪獣たちが現れて暴れそれにより機械が異常をきたします。

コンピューターウィルスのようなものですね。

それが現実世界でも暴走し影響を起こします。

主人公たちはそれを守るために戦っていきます。当時コンピューターの存在や、もちろんコンピューターウィルスなんてものは日本では全く知られていない時代で、かなり革新的な作品でした。

細田守監督のデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!が2000年4月に登場したことから、かなり時代を先取りしたヒーローアクションですね。

 2018年 アニメ版グリッドマンが公開され、グリッドマンがさらに現代的にブラッシュアップされているのですが、特撮ヒーローと同じ演出でアニメを作っていくという手法で、リアルでかつ現実的、そして胸熱の王道展開を繰り広げ大人気となりました。

そこからの2021年公開のダイ ゼノンそして今回上映される映画、グリッドマンユニバースへと繋がります。

さて、まずは電光超人グリッドマンをご紹介していきましょう桜が丘中学校に通う直人、一平、ゆかたちは一平の家の地下に秘密基地を作り、中古パーツでコンピュータ「ジャンク」を組み立て、研究に励んでいました。

一平が描いていたCGグラフィック、グリッドマンというものを作り出します。

もちろんグラフィックですからしゃべったり動いたりはしません。

クラスメートの武史はかなり陰キャで孤独なコンピュータオタクとして登場します。ある日、直人の弟がゆかの家の病院に運び込まれ、同じ日に武史がゆかにラブレターを渡そうとして失敗。彼はコンピュータで復讐を企てます。しかし、武史のコンピュータ内に魔王カーンデジファーが現れ、武史が作る怪獣ギラルスを使って現実世界を破壊しようとします。

このカーンデジファーは様々な次元に跳躍して侵略行為をしている犯罪者と表現されており、この段階でパラレルワールドという設定が盛り込まれているのも驚きですね。そしてこのカーンデジファーを負った次元警察のようなものである、ハイパーエージェントが一平が描いたグリッドマンに乗り移り、ここで初めてグリッドマンが誕生します。

そして世界を守るためにカーンデジファーと戦うことになります。

戦う場所はインターネット世界ということで、誰も気づかず、日常を維持しつつ、誰にも理解されないという葛藤があるのですが、それでも中学生3人は平和を守るため奮闘します。

グリッドマンは様々な必殺技があるのですが、その中でも特徴的なのが、戦闘の最後に怪獣が壊したインターネット世界を修復するフィクサービームです。

今までの巨大ヒーロー物ではビルや建物が怪獣とヒーロとでもみくちゃになって破壊された後のことについてそれまではクローズアップされませんでしたが、この修復という作業は当時なかなかに画期的なものであったと思います。

特徴的な怪獣もその中には登場して、アノシラスという殺人音波を利用した怪獣が登場するのですが本来大人しい生物だと気付いたグリッドマンは戦いを躊躇して窮地に陥ります

アノシラスが音楽を聴けば大人しくなる習性を持つことに気付き、電子ピアノで美しい音楽を演奏してそれを聞いたアノシラスはやがて正気を取り戻した。

殺す、ではない方法で解決というのは当時としては斬新です。

洗脳から解放されると、アノシラスは恩返しとしてグリッドマンに電光雷撃剣グリッドマンソードを扱えるようにしました。

武史の不満が怪獣を具現化するのですが、そのため主人公たちは武史くんのこころも救っていこうとするのですがなかなか思うようにいきません。

基本的に内気な青年ですが、勇気を振り絞りガムを路上に吐き捨てた男を注意するなど良識的な面も持ち、死者が出かねない危険な作戦に躊躇し、そのためカーンデジファーに見限られ武史くんはピンチに陥りますが、主人公たちに助けられ、彼らの戦いを見て改心します。

最終的にカーンデジファーを倒す破壊プログラムを作成し、グリッドマンの勝利に貢献するという「敵が味方になる」という王道で胸熱な展開で幕を閉じます。

最後にグリッドマンは「信頼できる友達が最高の武器だとして」またハイパーワールド(別世界)に飛び立ちます。

そして2018年10月7日に現代版にリメイクされたSSSS.GRIDMANが開始されます。

「ウルトラシリーズ」などを知らないアニメファンの入口となることが企画当初より重要視されており、原作放送時の演出がどこまで現代で許容されるのか考慮しつつ、原作をリスペクトした演出が行われました。

さてこのGRIDMANについてお話していきます。

記憶喪失の状態で目覚めた響裕太は、クラスメイト宝多六花の家のリサイクルショップで見つけたジャンクPC、これはグリッドマンと全く同じPCだと思われます。これに映し出されたハイパーエージェント・グリッドマンに出会い、使命を果たすよう諭されます。

怪獣が街に現れた際、裕太はグリッドマンと合体して街に現れて倒すようになります。裕太は六花や友人の内海将(うつみしょう)と共にグリッドマン同盟を結成し、怪獣に立ち向かうことになります。

この物語では第二話で黒幕が明かされ、それが同級生の新条 アカネなのです。

前作の武史くんのようですね。

さて、アレクシス・ケリヴ、見た目は前作のカーンデジファーが背景にはおり、作った怪獣を「インスタンスドミネーション」を唱え具現化させ街に出現させていました。

かなり現代版にアレンジされており、敵勢力である新条アカネとも一生に川でラフティングしたり、カーンデジファーに中華そばをごちそうになったりと、今までのヒーローものとは一線を画す構成で多くのファンが虜になりました。

物語が進む中で「アンチくん」という怪獣が出現します。

この「アンチくん」はグリッドマンの武器をコピーする能力を持ち人間の姿になることもできます。

「グリッドマン」を倒すだけの目的で作られたため、別の怪獣が現れた時に「倒すのは俺だああああ」と怪獣の邪魔をしたりするため新条アカネに見放されてしまいます。

しかし、新条アカネが山火事にあったとき救ったり、傘を差し伸べたりと、徐々に人の心を持つようになります。

電光雷撃剣グリッドマンソードが人として登場しますが、このアンチくんに「グリッドマンを倒した後はどうするのか」と問いただし、ここから自分の持つ心に気付き始めます。

怪獣を倒していく中で謎の少女が現れ、「私は怪獣だ」と伝え人間の姿で主人公の前に現れます。

町そのものがアカネに生み出されたという真実を主人公に伝え、気に入らなくなったものを破壊できないから怪獣を生み出して代わりに破壊していることが発覚する。

主人公が「何故そんな事を教えてくれるのか?」と尋ねると、「先代が君にお世話になったお礼」という言葉を残して去っていきました。

実はこの少女は前作の音波怪獣アノシラスの二代目であることがわかります。

新条アカネ、つまりこの世界の神を説得すれば街に怪獣も現れないと考え、説得を試みますがもう止めることのできない状態まで新条アカネの心は荒んでいました。

そこにアンチくんが現れ、再度、自分の存在意義を問うた時に「自分の好きなようにすれば良い」と命令を上書きされます。

新条アカネはすでに怪獣も作ることにも疲弊しており、カーンデジファーに言われるがままに生み出した怪獣は弱くすぐに倒せました。

しかし、怪獣から新条アカネの心が生み出した真の怪獣「中の人」が生まれます。

非常に強敵でグリッドマンが倒されそうになるのですが、そこに現れたのがアンチくん。

合体したグリッドマンをコピーし、「グリッドナイト」として共闘します。

電光雷撃剣グリッドマンソードがグリッドナイトの手にやどり強敵を撃破。

そして新条アカネが怪獣を作らないことがわかったやいなや、なんとカーンデジファーは新条アカネを取り込み怪獣として立ち上がります。

もともとは新条アカネが生み出した怪獣でしたが、人の心を持ち、新条アカネを救うためのヒーローとして立ちふさがるアンチくんですが、カーンデジファーにやられてしまいます。

強敵のカーンデジファーは不死身というチート級の能力を有しており、全く歯が立ちません。

そこで最後の技として登場するのがあの「フィクサービーム」です。

このフィクサービームにより新条アカネの心を取り戻し、見事勝利するのでした。

SSSS.GRIDMANがかなり好評だったことから続編を希望されるのですが、この作品の出来が完璧であり苦心します。

そこで原作の電光超人グリッドマンに登場する恐竜型サポートロボダイナドラゴンの要素や背景に物語の着想を得ました。

そこで作成された物語が『SSSS.DYNAZENON』(ダイナゼノン)です。

高校生・蓬(よもぎ)は、ガウマという青年を助け、彼の恩人となる。物語の冒頭で怪獣の種がばらまかれ、蓬は怪獣の出現を目撃、ガウマが召喚した巨大ロボット・ダイナゼノンで戦います。

ガウマは「怪獣使い」でありかつて「怪獣優生思想」という敵組織の一員でした。

彼らは5000年前に死亡し、現代に蘇った人間たちであり、蓬、ガウマ、夢芽、暦、ちせの5人で「ガウマ隊」を結成し、ダイナゼノンで怪獣と戦います。

彼らは現代版らしく日常生活と折り合いをつけつつ訓練を重ねます。

怪獣優生思想たちは種から育った怪獣を「インスタンスドミネーション」で操り、怪獣を立ち向かわせます。

この物語はヒーローの活動よりアルバイトを優先させたり、敵組織達とプールに行ったり、敵組織がラウンドワンでオールしたりと、「もし私達がヒーローになったら?」という想像を掻き立たせるような。かなり私達の心情に寄り添うストーリー展開です。

途中でヒーローを助けるためになんとアンチくん「グリッドナイト」が登場します。

ここで自身を「二代目」と名乗る謎の少女が登場しますが、おそらくSSSS.GRIDMANで登場した怪獣アノシラスの少女です。

おそらくフィクサービームによってグリッドナイトも完治したのでしょう。

この怪獣コンビ二人はハイパーワールドから来たとしてグリッド同盟を名乗り、今度はダイナゼノンの仲間たちを守る熱い展開が開始します。

また、怪獣は操られており、怪獣が心を持っていたらどうするかと、蓬は躊躇します。

そこで「インスタンスドミネーション」で怪獣を止めようと試みるのですが失敗に終わり、哀しみを背負いながらも怪獣を倒すのでした。

物語が進む中で、ガウマや怪獣優生思想たちの背景がわかります。

彼らは国を守り、しかし国に恐れられたために、国によって襲われます。

そこに怪獣優生思想たちは立ち向かうのですが、ガウマは姫を裏切ることが出来ず、怪獣優生思想たちを殺し、自身も亡くなりました。

実は電光超人グリッドマンの原作18話がそのまま活かされています。

お話を要約するとミイラが発見され研究所で保管されていましたが敵が怪獣を送り込みその影響でミイラが暴走します。ミイラは龍使いとして姫を守りますが、その強さに怯えた国は彼を毒殺してしまいます。蘇ったミイラはヒロインを姫と勘違いしますが姫が後追い自殺をしたこと、あなたの復活を望んで龍の置物を入れたことを知り沈静化します。一方、グリッドマンは怪獣と戦い、ミイラと一緒に棺の中にあった竜の置物から着想を得て、ドラゴニックキャノンで撃破します。

このミイラこそがガウマです。

怪獣の種がなくなり終戦となりましたが黒幕であるシズムが自身を怪獣化、主人公たちに立ち向かいます。

しかし、蓬が以前に怪獣たちに寄り添う心で行った「インスタンスドミネーション」を発動させ、見事勝利したのでした。

最後は蓬とヒロインの夢芽が付き合い楽しく文化祭を過ごして終えます。

さて、このダイナゼノンには多くの謎が残っています。

主人公はなぜ今までのシリーズで敵役が使っていた「インスタンスドミネーション」が使えるのか、

黒幕であるシズムが言い放った「本当の怪獣使いは食事なんてしない」という話。

カーンデジファーと同じ紋章の帽子や怪獣の種がばら撒かれた理由、ガウマがいつも話していた「約束と、愛と、・・・」のもう一つが気になります。

この気になる部分がどのように明かされるか、そして今回公開されるグリッドマンユニバースはダイナゼノンの主人公たちと出会うことでより熱い展開が期待されます。

グリッドマンシリーズ、すべての集大成、そして全ての出逢いを経て、何が始まり何を知ることになるのか。

今回上映される映画『グリッドマンユニバース』をぜひお楽しみ下さい!

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