ゲームマーケット2019感想の続き。
二日目は 晴れというわけではなかったが、 どんよりとした曇り空ではあるが雨よりはマシである。
さて、掲題の通り、こういった記述をすると作品を買うつもりでもないのに試遊に来るのは邪魔やめてほしい、といった意見もあるだろうが、 試遊について是非を問うつもりもなく、他意はない。
ただ、ほとんどの来場者がゲーマーではなく、「遊びに来た」という方が多いのは事実だ。
購入目的ではなかったものの、遊んでみて盛り上がったので買った方も多いのではないだろうか。
さて今回はボードゲームコンテスト を開催した松永氏とコンタクトが取れたので、インタビューをまとめたいと思う。
フォアシュピールでも同じようなことが行われたが、 今回は日本のパブリッシャーと本当に近い距離で行われるスピーチとなる。
30以上のボードゲームデザイナーからオファーがあったが、 その中でも約8作品の 発表が行われ、スピーチ後、 publisher 達が話してみたいという札を上げ、名刺交換をし、パッケージ化に向けて話が進むという企画だ。
私はこの企画に対して、こういった新しい機会を作った松永氏に拍手を送りたい。
というのもやはりボードゲームデザイナー、特にインディーズデザイナーたちは、その素晴らしいアイデアを大規模に広げる資金力が不足している。
せっかく面白いものでも宝の持ち腐れになってしまってはこのゲームマーケット自体も意味をなさない。特に次回から ゲームマーケット大賞自体が変わるということなので、こういった機会がなければなかなか面白いゲームが世に出ない可能性もある。
今回このようにパブリッシャーとインディーズデザイナーをつなげた理由としては、ボードゲーマー自体が特にパブリッシャーの立ち位置ではなく、 またボードゲームを制作している側でもない、 という立場からいかに日本のボードゲーム、 インディーズボードゲームを 世に広めることができるかをボードゲーマーマとして考えた結果であると語っていた。。
今ではインディーズボードゲームは日本におけるボードゲーム市場、 いや世界が注目する大きな市場となっている。
この市場をさらに盛り上げるには多くの大手企業、そして著名人の協力が欠かさないだろう。
私が同人及びインディーズボードゲームのレビューを書き始めた頃は挑戦だった。色々と苦心もしたし、本当に色々あった。
だからこそ、 こういった新しいことに挑戦しようと奮起するボードゲーマ・まつなが氏を応援したい。
萬印堂のスペースでは、インディーズボードゲームを製作するデザイナー等の無料相談会を実施し。 この会社はボードゲームの箱から、中にある資材まで全て制作している会社である。こういった無料相談会は、 その会社で行う行わないにしろ、 やはり知識を蓄えているところで最初は聞くのが一番である。
製作会社なんて後でまた選びなおせばいいのだ。
最初にボードゲームをつくのであればこういった無料相談会に積極的に参加するのもいいのだろう。
ボードゲームテーブルが実際に見れるブースだ。
ボードゲームが途中であり、 昼食を食べたい時は蓋をすることでその上に料理を置き、 ご飯を食べそのボードゲームの続きが行えるという仕組みだ・。
実際に購入した方もいらっしゃるようだ。
ハッピーホッピーだったろうか、 名前忘れてしまったが海外のゲームである。
瓶の蓋を投げてマグネットでくっつく仕組みだ。
「転がる芝浜」
テーマに沿ったとてもいいゲームだ。 以前レビューをしているのでぜひ見ていただきたい。
回る遺跡。 遊んでみたかったが完売で残念だ。
子供ゲームコーナーはたくさんの家族連れで溢れている。
土曜よりも日曜の方が 少なく、 日曜は子供や家族向けという構図が出来上がってしまっている。
どうぶつしょうぎは相変わらず子供達に人気だ。
おそらく、机を並べれば、50以上は入ることのできるスペースが空いていた。
もったいない。
Cygnusさんのスペースは大変盛況で、インタビューする時間も取れないほどだった。
ひっきりなしに人が駆けつけるのは「親方」の人徳と作品に対する愛だろう。
ミニユーロサイズの小物入れなどもある。
これは左利きでも右利きでも「手に持って」扱えるというデザインで設計されている。
言われなければ気づかないことであるが、 言われて初めてそのサプライの扱いやすさがわかる。
気づかないということが、 このサプライの偉大さを物語っている。
今回紹介したokenTray Octaも約1時間以内で完売という盛況ぶりだ。
レビューを記載したのでこちらも見て頂きたい。
「ゲーム中に使うだけではなく、手に持ち、ゲームが終わっても使えるというサプライが次のステップだと思う」と非常に興味深い話を頂いた。
次回作もみんなが楽しみにしていることだろう。
他にもボードゲームサプライは非常に多く出展されていた。
いつもを撮影協力いただいている「ハコノソト」の製作者様。
スタートプレイヤーを誰から決めるか、という「ダレカラダイス」の新作を発表していた。
やはり今回も? うんこのテーマが多いように感じる。 気のせいだろうか。
今回秋葉原で有名なアキバマルチエンターテイメント館を務めているカラオケパセラの代表の方とインタビューを行った。
こちらのカラオケパセラでは、 なんとウイングスパン発売前から ボードゲームを揃えており、それもそのはずで、アークライト社と協業で 「ボードゲームが遊べる場」 としてカラオケスペースを提供している。
今回初出店となり TRPG も人気のため san値が逆に上がりそうな可愛らしいインスマウスバーガーや、ミープルクッキーを発売している。
食べてみたら非常に美味しく話を聞いた時、 パティシエが監修しているためどれも味にはこだわってるという。
今回初出店を決めた経緯としては、ボードゲームが遊べる場がなかなか見つからないという方に向けて、是非遊んで欲しいという想いから出展されたそうだ。
藤沢店ホビーオフでは積極的にボードゲームの買取を行っている。
今回たくさんのボードゲームが出品されており、 中には本当にこの価格でいいのだろうかと思うほどお値打ち価格のボードゲームも揃っていた、
藤沢が近い方はぜひ訪れてほしい。
声優になりきるボードゲームだ。
ここでは名前を控えさせていただくが、 実際にとある声優の方々が購入されていたようだ。
バレたら女性陣に囲まれそうである。
2970円ってなんか微妙な値段だ。
うましかというゲームはご存知だろうか。 元々トランプで扱われていたゲームなんだがそれをさらに改良してアートワークも美しくリメイクされている。
これが2500円というのはなかなか安いのではないだろうか。
予算が決まっており購入することはできなかったがもし機会があれば遊びたい。
うん楽しそう。
面白法人カヤックでも昨今ボードゲームのアプリの 開発を開始したり、 念願のボードゲームの部署を新設したりとこちらもなかなか目が離せない。
時間がなく遊ぶことができなかったがこちらもぜひ機会があればそんで見たい。
すごろくやではボートゲームの評価シールを貼れるという仕組み作りだ。
これだけ見ると非常に楽しそう、 いや失礼、 実際楽しいのかもしれないが貼れるシールが
このように「ものすごく面白い」3枚「すごく面白い」2枚、「面白い」1枚だけで、しかも一番評価の低い「面白い」 のシールは作品の中から1枚しか貼れないようになっている。これはちょっとずるい。
トトロのボードゲームである。 そういえばボードゲームは何時からやり始めたのだろうか、どう考えていたら、実は祖父がボードゲームが好きで、 幼少期からどうやら遊んでいたようである。
なんとなく覚えている。ナポレオンとかよくやっていたような気がする。
子供達が楽しそうに遊んでいる姿はこっちまで楽しくなってくる。
ゲームマーケット2019年秋、 来場者数もおそらく一気に増えてるに違いない。
これからさらにもっとボードゲーム市場は広がると私は考えている。
特に今回企業ブースと同人ブースまでの流れが非常に入りやすく色々と考えられて作られていた。
1000円で入場できる遊園地で、 しかもアトラクションは無限大にある。
さらに気に入ったアトラクションは持ち帰って自分の仲間達と家でできる、 こういった謳い文句にすればこのゲームマーケットはもっともっと広がると思う。
広告代理のお仕事もおこなっているので、是非アークライト社からの依頼も待っている笑
草場さんから始まったゲムマはアークライト社がそのバトンを受け、来年で約10年と言う節目を迎える。
この「他者を慈しみ、一緒に楽しむ」という場所はこれからも大切にそして、 大事にみんなで育んでいければと思う。
酒すごろくはこれからもインディーズ及同人ボードゲーム製作者を応援しつつ、 忖度なく辛口レビューを書いていくので、 それでも依頼したいと言う情熱を持った製作者の依頼を楽しみにお待ちしている。
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