負の財産を高額で競るもどかしさ!「ハイソサエティ/High Society」

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ボードゲーム「ハイソサエティ/High Society」のルールやレビュー、感想です。

はじめに

梅雨寒。
寒い。
そして暑い。

天候のせいじゃないのですが、最近ボードゲームをめっきりやれていません。

ボードゲームやらないとなんかダメになりそうな、焦燥感があります。
いや、その考えがダメなのでしょうか??笑

今流行りの「やばみ」ですね。

やばいと言えば、久しぶりのイケアレストランでお会計一人2500円だったこと。
ビールは一杯250円だけでしたが、他の料理を食べすぎました。

言い訳をさせて下さい。
シーフードキャンペーンで、フィッシュアンドチップスとか揚げたてフィッシュカレーとか、サーモンとか、絶対美味しいじゃないですか笑

サーモン!サーモン!ノルウェーサーモン!

ああ、書いていてよだれがでてくる・・・。
ソフトクリームも50円だし。

そんなこんなで満腹になりながらイケアをウロウロしていたわけですが、ポスターやカーテンの北欧デザインは見ていて楽しいですよね。

デザインって大事だなーとか思いつつ、眺めては「あれとこれの家具に合わせやすい」なんて思いながら選んでいくわけです。

今回ご紹介するハイソサエティもデザインが色々とあり、写真はOsprey Games からの英語版。

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カードのデザインがアルフォンス・ミュシャっぽくて良い。
言語依存もなくルールも一発で分かりやすいので、後はデザインやプレイアビリティで選ぶといいですね。

日本語版はこちらのデザインです。

システム

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得点がある絵画を競り落として、累計得点が最も多いプレイヤーの勝利です。
しかし、オークション後の財産が一番少ないプレイヤーは脱落します。

手番開始

スタートプレイヤーを決めて山札から絵画を一つオープンします。
以後、カードを落札したプレイヤーからスタートプレイヤーとなります。

任意の金額をスタートプレイヤーから時計回りで提示します。

この進め方で、基本的には提示した価格が一番高いプレイヤーが絵画を落札していきます。

ゲーム終了

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ゲームの終了は2パターンあります。
1.緑の縁のカード(✕2が3枚、1/2が1枚)の4枚目がオープンする時点で終了。
2.全16枚中15枚が捲られたら終了

さて、これだけでは面白くはないのですが、このゲームには競りが2パターンあり、この競りパターンが絵画の価値を変動させていきます。

通常の競り

提示した価格が一番高いプレイヤーが絵画を落札していきます。

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提示方法は1枚もしくは複数枚の財産カードを提示していきます。

P6185867.JPG右隣のプレイヤーより必ず高い額を提示しなければなりません。

手番が再度回ってきたら、今まで出した財産カードからさらに加算して財産カードを提示することが出来ます。

パスはハードパスとなり、今まで出した財産カードを回収出来ます。

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最高額で落札した場合は自分の財産カードを捨場にしなければなりません。

獲得したカードはそのまま得点となります。

マイナスの競り

-5、1/2、泥棒カードがこれにあたります。

これらのカードが出たときの競りはかなーり特殊です。
前手番で落札した人がスタートプレイヤーです。

いつも通り他プレイヤーが出した価格以上の財産カードを出していかなければなりませんが、こんなカード、誰もほしくないですよね。

そんなのパスしちゃいたい。

でもこのマイナスの競りは「パスしたプレイヤー」が落札しなければなりません笑

だからみんな欲しくもないのにどんどん金額が上がっていくわけです笑

そしてパスしたプレイヤーが受け取るのですが、ここも通常の競りと異なるところです。パスしたプレイヤーは「その絵画と今まで出した財産カードを全て回収」出来ます。
それ以外のプレイヤーは今まで出した財産カードを捨て札にしなければなりません。

つまり、財産を失うか、負債を受け取るかのどちらかとなります笑

カードを失うというのが非常に厳しく、複数枚出して高値を出して良いと言っても[1.2.3.4.6.8.10.12.15.20.25]の全11枚のため何を先に獲得するのかで使うカードが変わってきます。

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「9くらいの価値だな」と思っても、8と1の組み合わせか、一気に10を出すかで迷います笑

一番重要なのは、ゲーム終了時の財産カードが一番少ないプレイヤー(同値なら全員)がまずゲームから脱落するというもの。

これがだいぶ考えさせられるし、笑えます笑

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財産は11枚しかない!しかも財産が少ないと負ける!というジレンマの中で、競りを行う緊張感はたまりません笑

感想

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おもしろい。おすすめ。

カード枚数をゲーム性に絡めリソース管理させるというシステムは流石クニツィアですね。
一般的には株に枚数やお金は無限もしくは有限で、有限であれば独占というものが生まれます。

これに対してクニッツィアはそれらの要素を巧みにジレンマとして絡めています。
競りで勝つ=競りの参加権というそもそものリソースの消費とすることで、さらに市場価値を精密に築きます。しかし、価値が固定してしまってはリプレイ性が減りますから、「ゲーム早期終了の可能性」や「残った手札の価値」を組み合わせ価値にランダム性を持たせてよりプレイヤーの意思で価値を変動させるようにしています。
インストも5分で分かりやすくプレイ時間も15-20分程度、息抜きや空いた時間に重宝しますね。

このデザインが個人的には好きなのですが、海外輸入が未経験の方だと若干面倒ですね

日本のAmazon.jpで同デザインのものが割と安く販売していたので、このデザインが気になった方はこちらも良いかも。日本語版と価格はそんなに変わりないですね。

ご紹介した英語版

日本語版


Amazonより安い価格(中古のボードゲームや新品等)で売っていることもある駿河屋もお薦めです。

コメント


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