はいッッどーも!酒すごろくです。
台風一過で晴天の今夜、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
秋の夜長を楽しむのにふさわしい今夜は10月1日「日本酒の日」となります。
今回はそんな今夜に楽しめる「ひやおろし」について、短く分かりやすく(今から直ぐ買いに行けるように)説明していこうと思います。
なぜ10月1日?
それは新米を使って蔵元が酒造りを始める節目の月だからですね。
10月は新酒を醸す月として「醸成月(かみなしづき)」と言葉遊びを楽しむ蔵元さんもいらっしゃいます。
多くの蔵元では10月1日を「酒造元旦」として祝い、神社に参拝して新酒やひやおろしを奉納します。
その後、夏で熟成させ秋の外気温で冷やした「ひやおろし」が主に10月から出始めるというわけです。
この日が制定された理由としては製造年度の節目にあたるというのもそうですが、秋という季節に併せたたくさんの食材と情緒あふれる雰囲気があるというのも理由の一つです。
よく店の前で見かける杉玉は、ひやおろしなどの新酒完成を知らせる合図です。
本来であれば今日からよく見かけるようになるものですが、年中出している店の方が多いため「風情を味わうただの飾り」としてあまり知られなくなりました。
ひやおろしの特徴
ひやおろしは通常の新酒とは異なり独特の味わいを楽しませてくれます。
冬に火入れをしてから夏を越すため、生酒や新酒の粗さがなくなります。
かといって癖がないと言えばそうではなく、丸みを帯びつつ熟した味わいがまんべんなく舌いっぱいに広がります。
油の乗った秋刀魚、芳醇な香りのきのことも相性がよく、それぞれがそれぞれの個性を潰さずに、香り、舌、歯ごたえ、をひたすら身体と伴に楽しませてくれます。
秋に楽しむ身近な日本酒
今回は今夜スーパーで直ぐに買えそうなラインナップで選んでみました笑
大関「ワンカップ 純米にごり酒」 1合200円程
秋冬限定。ワンカップと侮ることなかれ。私の周りの日本酒仲間も大絶賛するほどのコスパの高さ。
大関独自のフレッシュ製法が生み出した傑作と言っても過言ではない。
口の中でとろけるような甘さは、日本酒に慣れていない人でも好きになるかもしれない。
菊水「ふなぐち菊水一番しぼり」 300円程
フレッシュな味わいを楽しめる菊水だが、こちらの秋冬限定の一番搾りはより芳醇な香りが楽しめる。
料理と合わせてももちろん美味しいが、秋の夜長にいっぱい楽しむことが出来るほどの濃厚な味わいが虜になる。
菊正宗 上撰 生酛辛口 900ml 1000円程
この子は熱燗が旨い!そのままだとあまりにめったりした舌触りに文字通り舌を巻くかもしれないが、温めるだけでこんなにも優しくなるのかと驚くほどの包容力を持ち合わせている。
醸造用アルコールの添付がないというのもまた特徴の一つで、温かい料理に巧く合わせて飲むことが出来る。
ちなみに私が今年飲みたいのは菊鷹のひやおろしです。
しかしながら入手が難しく、いつ飲めることやら。
最後に
秋の涼し気な夜風も相まって、「ひやおろし」は季節を感じさせてくれるものの一つです。
これはあくまで私の考えなのですが、「旬のものを食べると良い」というのはまさにその通りだと思います。
これは肌や目で季節を感じさせるのではなく、身体の内側から旬のものが「冬が来た」「夏が来た」と教えてくれるのではないか、だからこそ、季節の大きな変わり目でも「旬のものを食べる」ことで身体が準備をしてくれて、心のバランスが取れるのではないかと思うわけです。
旬なものを頂き、今年も最後まで元気で楽しくいたいものですね。
あ、飲み過ぎはダメですよ!!笑
以上、酒すごろくより日本酒の日、についてでした。
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