映画「君の名は」で気付く気付かないようにする愉しさ

注意:若干のネタバレ有り

映画「君の名は」を見てきました。
新海誠さんの作人は秒速5センチメートルからのファンで、あの切なさと儚さが紡ぎ出される極彩色に心奪われました。
物語も大好きです。

しかし、「君の名は」はどうしても見ようと思えません。
単に機会がなかっただけなのですが、人気作品に対して天邪鬼な気持ちがなんとなく働いてしまったせいもあるでしょう。
ただやっぱりいつか観たいという気持ちもありましたから、はてぶのレビュー等はわざと見ないようにしていました。
そしていよいよ観ました。
楽しかったし良かった。
私には5-6年お願いしている担当の美容師さんが居るのですが、その方はむかしジャンプで連載されていた漫画家さんでした。

「酒すごろくさんって、映画観ます?」
「まあまあ観ますよ」
「君の名は、は観ましたか?」
「それが観てないんですよ。」

彼曰く、普段はアニメの映画というものがなんとなくもったいない気がしていて観なかったそうです。
ただお客さんとの会話として、かなり多く観たかどうかを聞かれるから、まあ行ってみようかな気分で観たそうです。

「どうでしたか?」
「・・・楽しかったです笑」

それから彼は新海誠さんの作品を全て観たそうで、それでもやっぱり君の名はが一番おもしろかったそうです。
さらにサマーウォーズとか、あのあたりも完全網羅したようでした笑

「アニメって、変な先入観で挑んじゃダメなんですね」
「そうですね、素直な気持ちで笑 ただ、わりかしハマればそういうところに目を瞑るでもなく、気付かない作品もありますから。」

「観に行かない理由として、おそらくここまで人気だとハッピーエンドなのかなって、大衆受けするものはあんまり心にグサッとくるものじゃないという偏見が笑」
「確かに、ハッピーエンドでしたね笑」
という経緯があり、今回観に行きました。
本作では他人と身体が入れ替わるという基もポピュラーなところから、タイムスリップものとの掛け合わせが非情に巧い。
ああ、確かにこの掛け合わせに重きを置いたアニメは私が知る限りではないなあ。
さらに伏線も良く張り巡らされています。

気付くこと気づかないようにする愉しさ

何が言いたいかって、アニメは突っ込んじゃいけません。
私はどちらかと言えばそういったことは気になることはなく、むしろ没頭して見るのでいつも気にしないのです。
しかしながら、本作は少し毛色が異なりました。なぜだろう。
例えば、流石にそんな大事件ならあの絵で気付くのでは?とか。
アニメをかなり観ているから気にしてしまったのか、それともアニメをあまり観ていないと気付くことなのか、ここらへんはよく分かりませんが。

こういった突っ込んじゃいけないところ、というよりもっと芯、根本に位置して気にあったことがあります。

それは「救えなかった」で終わるラストがあったのでは?

酒を呑んで出会った2人は、懐かしむように会話を重ねます。
そしてどう考えても間に合わない状況が生まれます。
そもそも早朝から1日掛けて山に登る描写があり、さらには間に合わないながらも非情に美しい描写を重ねますから、「これは間に合わないんだなあ・・・」と思ってしまうくらいです。
間に合わないけれど、最後に会う。そんなラストだと・・・と思っていたのです。
ただ、美容師さんがハッピーエンドと言っているのを覚えていたので、これがどういったどんでん返しで間に合うようになったのか。
-結局。親の説得する所やどういった方法で(後に非常用訓練だと記事にされている)逃げたのかも、なぜ間に合わないのか描写されずに終わりました。
かなりそのシーンは取ってつけたかのように大雑把に終わっています。
少し不自然なくらいです。

そのため、「救えなかった」で終わるラストがあったのでは?と勘ぐってしまいました。
このあたりが美容師の彼が言っていたことでしょうか、まあ細かいところはたくさんあるのですが、そういう勢いあるアニメなのです。
正直な話、そのシーンはずっと「間に合え間に合えー!」と祈り、生きててくれて本当に良かったと思ってましたが笑

気付いて愉しかったこと

伏線は色々あるし、おそらく他サイトでも同様に検証やらなんやらされていると思うので、他に私が気付いたことを記載しておきます。

・胸を揉まれてしまい、ノーブラからブラジャーを付けるようになった。
・異性として意識するようになってから、パジャマが可愛くなった。
・言の葉の庭の人?先生が居た

と、そのくらいですね。

RADWIMPSは「なんちって」や「有心論」とかも好きでしたが、本作はRADWIMPSじゃなくて良いなあと思いました。なんか変。

あともう一回くらい観たいなー。

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