アンロック/Unlock! – ボードゲームレビュー第二弾-ネズミとソーセージ編-

今回はネズミとソーセージをプレイしました。

ネズミとソーセージはグリム童話から来ているのでしょうか。
かなーりショッキングな内容だったことを覚えております。
ネタバレは避けて感想のみ記載しますが、ゲームの性質上それに近い表現も御座いますので気になる方はご覧頂かないほうが良いかもしれません。

ネタバレなしの感想

RyanMcGuire / Pixabay

さて今回のネズミとソーセージはとても楽しい展開が続きました。
きちんと解けていけたからそう感じるのかもしれません。
しかし裏を返せば、ある種の物足りなさを感じるのも確かです。
(制限時間内に解けなかったのに何言ってるんだろう笑)

脱出系のボードゲームとしてアンロックが非常に人気なのは、大衆ウケの良さだということを前回もお話しましたが、この良さというのはおそらく解くまでの時間管理によるものだと感じました。

謎を解くまでのテンポやリズム感をとても良くコントロールされており、簡単な謎はテンポよく、そしてひっかかりそうなところ、もしくは発想の転換が必要とされるところは急ブレーキをかける。
このある種の緩急が解くまでの刺激を程よく脳に与えてくれて、間延びせずに全員で楽しめるのでしょう。

しかしながら「この謎はこれなのかな?」という根拠がしっかりとしていない謎もいくつかあり、このあたりの謎の質がさらに高まれば不動の人気作になりそうですね。

値段も丁度よい。Amazonで3000円で3つの謎。お得感があります。

 

以下はネタバレを含まないヒントトピックです。

攻略の鍵

・本当にこれが答えなのか、チームとよく相談しましょう
・アンロックシリーズ全てに言えることですが「よく見る」こと。
・アプリ側の装置ボタンを有用に使いましょう
・ペンやノート、説明書や付属品などは全て準備しておきましょう

 

以下はネタバレ含む感想です。

 

 

 

ネタバレ含む感想

ビデオテープは同時に2,3人が話し合いの中で気付いて実行。
役割分担というか、各々がテンポよく謎を解いていきました。

特にめちゃくちゃ時間を掛けるというわけでもなく、「作者だとこういう狙いがあるよねー」といった感じで楽しく解いていく。

1人どうしてもずっとビーンズを使いたい人が何かにつけてビーンズをねずみに食わせようとしたり冷凍庫にぶちこもうとしていましたが笑

 

いろいろと謎はありましたが、特に最後まで残ったビーンズを植えるという根拠がいまいち薄い気がしました。
例えば「研究されている豆については特殊な土が必要で・・・」「この植物はこのあたりの土で特殊な成長が確認された・・・」などもう少しストーリー性が欲しかったかも。

土が湿っている、植物がよく育ちそう、絵に土から芽が出ている描写、があるのでこれだけでも良いのですが。

その後の♪+植物、そしてドアノブのマークはかなり早く気付けていたので良いのですが、こちらも「組合せ」のような感じのため「なるほど!!そうなるのか!!」とはなりませんでした。謎解きの爽快感はありましたが笑

最後の謎もすぐに気付けたので良いのですが、なんかもっと欲しかった。
これほど脱出系のボードゲームで完成度が高いと、どうしても欲張ってしまいますね笑

 

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