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総プレイ回数:2
実プレイ時間: 115分(インスト15分含む)
プレイ人数:2-4人
推奨プレイ人数 :4人
お気に入り度:
お酒との相性:
難易度:Lv.3
日本語化:不要
ゲームデザイン: Rüdiger Dorn (リューディガー・ドーン, 代表作:『ルイ14世』『ベガス』など )
想定価格:5000円
User Review
( votes)ゴア / Goaのレビューです。
世界最大の「Boardgame Geek(ボードゲームギーク)」にて、10点満点の高評価が多く、発売開始(2012年には新版が発売)から10年以上経った2016/07/07現在でも総合順位77位(宝石の煌めき79位)の人気を誇るボードゲームです。
テーマ
あなたは香辛料の商人になりましょう!
香辛料の入手は極めて困難なため、自社の体制を盤石のものとしましょう。
造船を数多く集め、未開の地へ入植し、そしてスパイスの収穫・・・!!
しかし、微税や他の香辛料商人も居ますので、相手の動向を見つつ行動することをお薦めします・・・。
システム
ゴアは香辛料商人となり、造船・入植・収穫・徴税から成る自分の環境を発展させ、中央盤面のスパイス等の効果タイルを、相手の盤面を見つつ適正かつ効率的に競り落としていくゲームです。
このゲームは大きく分けて2つのフェイズに分かれております。
オークションとアクションフェイズです。
真ん中に競り落とすためのタイルが5*5で配置されています。
このタイルはラウンドごとに入れ替わり、終盤間際になるとより強力なタイルになっていきます。
基本的には材料獲得から各パラメータレベルアップ(レベルが上がると貰える香辛料が増える等)に繋がっていくゲームなのですが、それを効率よく、そして加速させることが出来る効果があるのがこのタイルとなります。
スタートプレイヤーはスタートプレイヤーマーカーを外周のいずれかに配置させます。
そこから競りが始めるのですが、おもしろいのがその「スタートプレイヤーマーカー」から競りが始めるのです。
つまり、スタートプレイヤーマーカーが落札された場合は、落札した人がスタートプレイヤーとなり、さらに「ワンアクション追加」タイルがもらえます。これが大きいのです。
さて、スタートプレイヤーはマーカーを外周に置いた後、次プレイヤーは斜め左のタイル前のタイル、斜め前のタイルを選べます。
選び終えたら①のチップをそのタイルに置きます。
スタートプレイヤータイル→②タイル→③タイル→④タイルといった順番でオークションが始まります。
②が置き終えたら次は③の置く場所ですが、隣が斜めに置くことが出来ます。
これをプレイヤー順に行っていき最後にまたスタートプレイヤーが番号チップを置いてオークションをするもの、オークションをする順番が決まります。
スタートプレイヤーは最初にどこに置くかで、他の人がものすごく欲しいチップをオークションにかけずに行うよう調整ができるのです。
オークションの方法ですが1巡方式でパス宣言は参加ができなくなります。
スタートプレイヤーマーカーのオークションを開始します。
スタートプレイヤーの次の人からお金(徴税)をコールします。
4人プレイヤーだった場合
Aさんスタートプレイヤーから開始
Bさん「3」
Cさん「6」
Dさん「7」
この場合はDさんが落札するかとおもいきや、スタートプレイヤーは最高額-1で落札が可能なルールが有ります。
A「じゃあ6で落札します」
といったことが可能です。
次のタイルのオークションも同様にこれを繰り返していきます。
次はアクションフェイズです。
アクションフェイズフェイズは3種類のうちいずれかを3手番行えます
- 各パラメータの効果を得る
- パラメータのレベルを上げる
- 入植チャレンジする
このアクションフェイズでの行動方法についてですが以下の通りの相互関係を考慮して行っていきます。
- 土地を増やさなければ収穫物を保管できない
- 入植チャンスが成功しなければ土地が増やせない(入植しなければ土地が増やせない)
- 入植者を増やせば入植チャンスの成功率が上がる
- 収穫物はパラメータボードゲームのレベルに応じて収穫数が増える
- パラメータのレベルを上げるには収穫物と同等数の船が必要
パラメーターのレベルは得点へと直結しているのでなるべく均一的に上げたほうが最終的な得点につながりやすいのですが、オークションの絡みがあるためうまくいきません笑
このアクションフェイズはほぼソロプレイに等しいので、アクションが決まればアクション処理を待たずに手番をすすめてプレイしていました。
入植チャンスが非常にうまい、まさにスパイスとなっていて、単調になりがちなアクションもこの”ギャンブル”を行うことによって良い刺激になります。
入植チャレンジに失敗しても入植者カードが増えるので、失敗した後の成功率があがるところも良いですね。
入植者を増やせば成功するギャンブルですが、自分の運を信じて微妙な確率でもガンガン攻めにいけるところはおもしろいです。
運要素としては他にもラッキーカードの入手もあります。
これらの3アクションを行って一巡した後、アクションタイルを持っていればさらにもう1回アクションが可能です(アクションタイルの保持は2枚まで)。
上記の通りタイル配置、オークション、アクションを繰り返し、4ラウンドが終わればゲームは終了です。
- パラメータのレベル
- 入植した土地の数
- ラッキーカードのアイコンの得点
- 得点タイルの数
上記を総計して得点の高い人の勝利です。
感想
自分の自分の貿易会社(パラメーター)の強みを増やしていき、綿密な計画を立てて、効率よく上げてゆく。
その中でオークションの相場感をつかみ、出費を考慮して計画を少しずつ調整していく。
んーおもしろい!
特に入植チャンスが良い味出してますね。
アクションはソロプレイ強めですが、悪くないです。
というのも、このアクションフェイズには「邪魔をする」ということがありませんから、純粋にアドバイスを頂いたり、ちょっとした談笑になったりするのが良い笑
「あーコレ足りなかったあああ」
「ん、なら最初にここを増やしてみてはどう??」
などの会話が心地いいです。
競り&拡大再生産系のゲームの傑作。
是非プレイしてみて下さい!
Amazonより安い価格(中古のボードゲームや新品等)・標準価格で売っていることもある駿河屋もお薦めです。ホビー/グッズ販売 通販ショップの駿河屋
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