デザイン | イイダテツヤ |
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イラスト | イイダミカ |
人数 | 1~4人 |
時間 | ~15分 |
年齢 | 7歳~ |
価格 | 2000円 |
発売 | 2018春 |
予約 | https://www.amazon.co.jp/dp/B07B2JBGWC |
ブース番号2018春 両-A27 体験卓あり
システム
自分の好きなタイミングで自分の小屋タイルを配置し、上下左右の直線もしくは周り8箇所が得点になるエリアコントロールゲームです。
はじめに5✕5のマスを裏向きで並べていき、最後に真ん中をオープンします。
手番開始時に裏向きの好きなカードを選んで取り、手札が2枚あることになります。
出来ることは2つ
1.取った空きマスに自分の小屋タイルを配置する
2.取ったタイルを裏向きのタイルがある別の場所に置く
別の場所に置く場合は元に置いてあったタイルを出来た空きマスに裏向きのまま置きます。最後に、取ったタイルを表向きに置きます。
取ったタイルと元あった裏向きのタイルを交換するという感じですね。
こうすることで段々とタイルがオモテになっていきます。
良い場所というのは直線上下左右なので全員がすぐに分かります。
そのため情報が確定していない状態でも早めに場所を確保しておかないと先を越されてしまいます。
得点も非常に分かりやすく、花が得点となり虫が失点となります。
さらに特殊なカードによってさらに面白い展開が生まれます。
蜂はお花の得点が倍に!
逆にハサミは花の得点が0になり、蝶はマイナス点が2倍になります。
ハサミが強すぎる笑
例えば既に小屋を置いている人の上下左右の裏向きのタイルがあれば、そこへハサミを入れてその列の花得点を0点に確定させることが出来ます。
噴水というカードが1枚だけあり、この全ての特殊なカードを防げるのですが、まあ手に入りません笑
そんなこんなで全員が小屋を配置し終えて、全てのカードがオモテになったらゲーム終了です。
置いた小屋が上下左右の直線もしくは周り8箇所の得点が一番多い庭を造ったプレイヤーの勝利となります。
インタビュー
グリーンフィンガー遊ばせて頂きました。
おそらくアニマル・ヴィレッジと同様に楽しめ、かつシンプルで分かりやすい、今まで体験したヤマトゲームズさんの中で一番好きな作品かもしれません。
インタビューをお願い致します。
1.今回のゲームシステムを考案したきっかけなど、背景があれば教えて下さい。
アイデアは昨年「メモアール!」を遊んだ時から始まりました。あのゲーム、凄く数学的に美しく感じませんか?きちんと計算をしてはいないのですが、あの絵柄の組み合わせパターンは綿密に意図されているはずですし、5×5の盤面も美しい!真ん中の火山の部分を除くと24枚で、24という数字は2・3・4の公倍数なんですよね。その数学的な美しさを再現した5×5のフィールドと真ん中のカードを除いた24枚でゲームが進行する、というのが今回のゲームのこだわりになっています。他の要素は結構思い付きだらけで、これ庭っぽいよなー、花を咲かせようかなー、だったらイモ虫かなー、程度です。真ん中のカードを裏返さない5人モードも考えていたのですが統一性が無くなるのでやめました。
2.75歳のご高齢の方でも楽しめる作品でした。いつもシンプルで絵から分かりやすいゲームを目指されているかと思いますが、今回は特にそれが顕著に現れ、そしてとても楽しめました。ゲームメイクで特に気を遣った点は御座いますか。
気を使った点は、今までの作品と変わりません。
・極力言語依存を無くす
・一度遊べば絵柄でわかるようにする
・点数計算が簡単にできるよう工夫する
・もっと面白くなりそうでも複雑なルールは避ける
ですね。ぜひ、色々な方に遊んでもらいたいです。小さなお子様でも、おじいちゃんおばあちゃんでも、ゲーマーでもゲーム初心者でも、一緒に楽しんでもらえるゲームになっていますので!
3.噴水も1枚しか無く、花切ハサミは少々やりすぎな気も致しましたがどうでしょうか。あれがあるとどうしても最後にそれを持っているかいないかで勝敗が分かれてしまいます。何か意図するものがあればぜひ教えて下さい。
そこら辺のゲームバランスに関しては、色々と評価も分かれるだろうし、感想も人によって違うかと思います。決して完璧なバランスになっているゲームとは言えないと思いますが、短時間でスパッと遊べるのがうちのゲームの良いところなので、何度でも遊んで自分なりの攻略法を見つけ出して欲しいと思います!
4.最後に何か一言あればお願い致します!
今回は特に「ジレンマ」が強調できたゲームかな、と思っています。引いたカードを置くべきか、倉庫カードを置くべきか。自分に有利なように置くべきか、他プレイヤーが有利にならないように置くべきか。倉庫カードは、点数を確定させるように置くべきか、点数が伸びる可能性を追求するべきか。など、このゲームには様々なジレンマが存在しています。そんなジレンマを思いっきり悩んで楽しんで下さい!
それと、このゲームをきっかけにヤマトゲームズを知っていただいた方は是非他のゲームも遊んでみて下さい。いずれも簡単でカワイイ、けれどもしっかりと遊べるゲームになっています。よろしくお願いします!
簡単で可愛く面白いゲームというのはヤマトゲームズさんの代名詞になってきてますね。確かにおっしゃるとおりスパット終われる、という「バランス」を追求した形なのかと改めて感じました。インタビューありがとうございます。
もちろんいつかはプレイ時間がもっと長いゲームも手掛けたいと考えているのですが、ひとまずの目標としてこのようなゲームを10作品発売して、その全てを定番化したいと考えています。ネクストステップはその後の挑戦ですね。
長いゲームも楽しみにしています。インタビューありがとうございます!
感想
よくある配置ゲームですが、美しいデザインでかつ分かりやすいデザインはヤマトゲームスさんの真骨頂ですね。
いやあ綺麗です。インスタ映えするやつですね。
また、70代の高齢の方と遊びましたが、すぐに理解して楽しく遊ばれておりました。
ハサミがあると得点が0になってしまうのはもうご愛嬌というか、誰でも楽しくというのをモットーに製作してらっしゃるので、逆転勝ち!ということが必ず起こるゲームなのだと思えば楽しものです。
お子様もハサミを手に入れたらキャッキャと喜んで邪魔してくるでしょう笑
いや、でもこちらが邪魔すると泣いちゃうレベルかもしれませんが笑
誰でも遊べる考えるパーティーゲームとして、デザインも良くおすすめです。
ゲムマに行けない方はAmazonで販売されております!
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