海外の脱出型ボードゲーム「アンロック! 日本語版/Unlock!」と日本の脱出ゲームを比べた

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脱出型ボードゲーム「アンロック/Unlock!」のレビュー及び感想です。
日本の脱出ゲームとの違いやプレイ感も記載したいと思います。

  • 5/10
    難易度のバランス - 5/10
  • 5/10
    コンポーネント - 5/10
  • 5/10
    テーマのおもしろさ - 5/10
  • 5/10
    謎のおもしろさ - 5/10
  • 6/10
    プレイアビリティ - 6/10
5.2/10

抜粋のみを表示

実プレイ時間:60分(インストは別途10分)
プレイ人数:2-6人
推奨プレイ人数:4人
お気に入り度:
お酒との相性:
難易度:Lv.3
日本語化:必要
発売年:2016
ゲームデザイン: アリス・カロル(Alice Carroll)トマス・コウエ(Thomas Cauët)シリル・デメージュ(Cyril Demaegd)
想定価格:3500円

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はじめに

今回は有志の方が日本語訳を作成したくれたようで身内でプレイしました。
私が行ったわけではありませんが、綺麗にラミネート加工されており、気合が入っています。

本来はテストプレイ用のサンプルを公開しようと思っていたのですが、それすらどんな内容なのかのネタバレになってしまいますので、テストサンプルの写真だけを載せて具体的な内容については言及しないようにします。そのためテストサンプルのみの若干のネタバレが含まれます。

脱出ゲームクラスタ程ではありませんが、国内の脱出ゲームもほどほどに参加しているのでそれも含めて記載したいと思います。

システム

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アプリとカードを組合せた脱出ゲームです。
制限時間内に脱出を目指しましょう!

先ず最初に配られるカードには窓やら箱に数字が記載されており、その数字をマスターに伝える、もしくは自分で引くと新たなカードが出てきます。
これで箱の中を覗いたり、窓の中へ入るようなイメージです。

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そしてパズルマークが付いているものはある数字と組み合わせることで、新たなカードが出現します。

上の画像の場合は「42」の投げ縄を使い「44」の窓から侵入します。

そのため計「86」の番号のカードで中へと侵入出来るというわけです。

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これを繰り返してカードを増やしていき、見事脱出出来ればゲーム終了です。

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アプリとの連動が非常にうまくできています。
ヒントを得たり間違えると制限時間が減ります。勝手に数字を押して失敗すると他プレイヤーに迷惑がかかります笑

ただ相談している時間ももったいないという場面も出ますので、そのあたりをうまくやっていきたいですよね。

国内の脱出ゲームと比べて

johnhain / Pixabay

「Unlock!」のちょっとネタバレ含みます。

二転三転するなどの捻りの利いた謎はあまりありません。
大謎もそこまで強いものではなく、10歳以上が楽しめるファミリーゲームとしての構成です。
だからといって簡単かと言えば、ちょっとした閃きが必要なこともあるので、愉しめないというわけではありません。
ただ国内の脱出ゲームとは異なり、繋がりや再利用、もしくは物理的な閃きををあまり重視していないので「え?本当にこんなんで良いの???」という謎も多々あります。
(次回レビューする脱出ゲーム型ボードゲームは切ったりあるかも)

脱出ゲームクラスタの方々にとっては物足りなさが出るかもしれませんが、謎ではなく注意力が必要になったりと、ちょっと変わったテイストとして楽しめるのではないでしょうか。

例えるなら、富士急行きたいけれど時間も値段もけっこうするしなあ。
よし、それならば屋内遊園地のジョイポリ行こう!ジョイポリ!というような、あ、ええ、わかりにくいですね。ジョイポリはジョイポリで魅力的なんですよ。
やっぱり富士急とか国内の脱出ゲームはちょっとずば抜けている感じの。

この感じはなんだろ・・・あー、わかった。

国内の脱出ゲームはおそらく「6割が解ける」「3割が解ける」「1割が解ける」といった謎のレベルを時間毎に細分化させ、それらを組合せて作っていると思うんです。

そのためグループによって「たぶんここまでは5割の人が解けるなあ」という作り方で、「ここまではおそらく3割のグループが解けるけれど、この閃きに気付くのは1割以下で少ないなあ」という大謎を用意していると思うんです。
タイムグラフで人間の行動を予期してサンプルを収集して、だからこそ達成感がすごい味わえるように絶妙なさじ加減で構成されいるわけですねえ。

しかしながらこのボードゲームは大小程の大きさの違いではなく、ちょいちょの謎の集合体です。

そう、ジョイポリもちょいちょいの遊園地の集合体で屋内遊園地として非常にコンパクトに楽しめる。

Unlockはそのちょいちょいの集合体の脱出ゲーム。
そのため制限時間内に波がない、つまりはどの謎も同じくらいの時間で解けるので、ジェットコースターのような浮き沈みがあまり少ないのだと感じました。

このあたりはやはり日本人特有のこだわりというか、ある種のマニアックな細かさが活かされた脱出ゲームの方が愉しめます。
「感情のコントロールを謎によって支配して動かしてやるぅぅ」という芸当は国内の脱出ゲームの方が際立っていますね。
ボードゲームの限界があるのかもしれませんし、比べる事自体がナンセンスなのかもしれません。

ボードゲームを熟知していて、脱出ゲームを作成している日本が作った脱出型のボードゲームとか流行りそうです。
こういうのはやったもん勝ちの世界なので、無名や個人でも一気に輝ける機会かもしれません。

感想

geralt / Pixabay

体感は謎ともカフェで販売されているミニ謎の集合体のような感じですね。

アプリとの連動がうまくて、タイムトライアルとして愉しめるので購入して一回こっきりというわけでもありません。
友人を誘って「◯◯は40分でクリアしたよ。」なんて記録を付けるのもおもしろいですし。
私も何とかクリアしましたが、ミスが多くてタイムオーバーです笑

宝石の煌めきを出しているメーカーだけあり、ユーザビリティが富んでいるのも一つの特徴です。

家族向けの脱出型ボードゲームの位置付けですが、れから難易度なども調性され、脱出型のボードゲームはどんどん進化していくでしょう。

Amazonより安い価格(中古のボードゲームや新品等)で売っていることもある駿河屋もお薦めです。ホビー/グッズ販売 通販ショップの駿河屋
ホビー/グッズ販売 通販ショップの駿河屋

余談

scottwebb / Pixabay

ジョイポリスはとても楽しい都内の屋内型遊園地です。
あえて私が好きな遊園地を挙げるなら、おそらく初めにこの名前が挙がるでしょう。

最寄り駅からすぐに向かえて交通の便も良いですし、何より雨の心配がなく、休暇シーズンと重ならなければ人も並んでいなくガラガラなのでスイスイと愉しめます。
穴場ですね。

私は楽しみにしていれば楽しみにするほど、比例して降水確率が高くなる星の下に生まれ堕ちたのでジョイポリスは好きなのです。

しかしながらジョイポリスは視覚作用(大型スクリーンで動いていると錯覚させるようなアトラクション)が非常に強いので行く度に酔って気持ち悪くなります。

けれどジョイポリスの雰囲気が昔懐かしく好きで、1997年開園当時から行っておりましたから、どちらかと言えばノスタルジックな雰囲気に浸れるという理由もあるかもしれません。

そんなジョイポリスは誕生日当日に行けばすべてのアトラクションが無料で愉しめます。

それに最近はVRに力を入れており、VR型のお化け屋敷や、VRゴーグルを装着した立体移動型のシューティングゲームなどもあり、最新鋭のアトラクションがなかなか充実しております。

脱出ゲームのイベントも頻繁に行われているようです。

東京ジョイポリス
CAセガジョイポリス株式会社が運営する東京お台場の屋内型遊園地・デックス東京ビーチ内の施設なので、雨の日も楽しめます。デートにも最適!・ジェットコースターなどのアトラクションも充実・楽しさいっぱいのテーマパーク、東京ジョイポリスで遊んじゃお...

帰りはゆりかもめでのんびり新橋まで行き、魚金や駅地下で一杯ひっかけるのも一興です。

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