幼気なネコたちとエサの奪い合い!?2人用ボードゲーム「ラベノス/Ravenous」

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デザイン 久遠
イラスト 久遠
人数 2人専用
時間 5~10分
年齢 7歳~
価格 1500円
発売 2018大阪
予約 https://form1ssl.fc2.com/form/?id=bcb5e5b8f02b66a6

2018春 土-A07 体験卓あり

はじめに

ゲムマで一番多い題材と言って良い程扱われているのがネコです。
ネコかゴリラ、この両者はゲムマ開催時に絶対に出ないことがないと言うほど、良く使われております。

満を持して今回久遠堂様ではラベノスという可愛いネコちゃんたちを題材にした2人用ゲームが発売されます。
発表及び発売開始は2018年ゲムマ大阪で行われ、今回2018年ゲムマ春にも販売されるようです。
アクションはシンプルで、15分あれば終わり携帯性もバッチリ。
内容もリプレイ性があり、各プレイヤーが持つ隠匿性が遊び心を擽ります。

パッケージも拘っており、キャットフードでよく見かける袋に、ネコ用のよく見る注意書きがあるのもかわいいです笑

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ネコ様の前で開けたら絶対に勘違いしますよね笑

ちがうの!これは人間用!笑

システム

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場に出されたエサ(得点)を交互に取っていき、一番多い人の勝ち!簡単!

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各プレイヤーは初めにネコちゃんをランダムで選びます。
ネコちゃんによって好きなエサや嫌いなエサがあり、それぞれ得点が変わります。

例えばおさかなにゃんはおサカナのエサは+1点の補正があるのに対して、おにくカリカリはそのカードの得点から-1点になってしまいます。
このように各ネコちゃんが目標カードとなりますが、相手には見せないようにします。

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お互いがエサカードを取っていくのですが、あまり目標となるカードを取りすぎるとどのネコなのかバレて、好きなカードを取られてしまうのでバレないようにしつつエサをとっていきます。  P3184458.JPG   先ずは先手番から5枚場に出ているカードから1枚を選び自分のものにします。

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そして山札から1枚を見て、裏向きにして取り置き(お腹の下に隠す)するか、オープンにして共通の場に加えるかを選び、次の手番に移ります。

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取り置きしたものは次の手番が来たら必ず獲らなければなりません。
また、取り置きして次手番のプレイヤーはその取り置きしたものを奪っちゃっても良いです。ただ、奪う場合はゲームの終了まで何を奪ったか分かりません。

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次のプレイヤーも同様に場の共通のカードから1枚を取り自分の物にします。 そして山札から1枚を取り共通の場に加えるか、取り置く(お腹の下に隠すか)を選びます。

これらを繰り返して山札が尽きたらゲーム終了です。

最後手番の人はすでにオープンされているカードから1枚取ってゲーム終了です。
裏向きになっているカードをオモテににして、自分のネコの特徴に基づいて得点計算を行います。

インタビュー

1.今回は2人対戦のボードゲームですね。 この2人用を目指したきっかけや理由を教えて頂けますか。

仲間内で遊ぶ時にいつも6人くらい集まるのですが、4人用ゲームでは2人余ってしまうので、待ち時間に2人で遊べるゲームが欲しいと思ったのがきっかけです。時間調整がしやすいように、1ゲーム5分で終わるよう、手軽さを目指しました。

 

2.猫が餌を隠す、という可愛い仕草から生まれたこちらの作品ですが、システムとして大事にしたところ、こだわっているところなどがあればぜひお聞かせ下さい

実は、最初に構想を練り始めた時に、印刷所の都合で「コンポーネントはカード18枚のみ」という制約がありました。その為、あれもこれもできる、という選択肢を無くし、基本的なルールは「カードを場から1枚選んで取り、山札から1枚補充するだけ」というシンプルさを大事にしました。後になって印刷所を変更したため、本当はもっとカードを増やすこともできたのですが、選択肢が増えるとゲーム時間も伸びてしまい、当初の「時間調整の為の2人用ゲーム」というコンセプトから外れてしまったので、敢えて制約を残したまま完成させました。

 

3.何度かプレイした中で高得点狙いはおでぶにゃんかな!?と思っていおりますが、ぜひ紹介したい、戦略としてたのしいねこちゃんがいれば教えて下さい!

おでぶにゃんはまたたび+ダイエットカリカリが全取りできると高得点が狙えるにゃんこですね。個人的には、戦い方が難しいのですが、バランスにゃんが気に入っています。好き嫌いがないので全てのにゃんこの加点を邪魔することができて、バランスよく食べるため正体が特定されにくいので、うまく行けば相手の加点を奪いつつ自分はボーナスを得ることができます。

4.最後に一言お願い致します。

2人用で作られた「ラベノス」ですが、実は2パック混ぜると4〜6人で遊ぶことができます。人数が増えると同じ種類のにゃんこが2匹いる状態もあり得ますし、本来なら1枚しかないまたたびも増えるため、また違った戦略も生まれてきます。気になる方は是非チャレンジしてみて下さい。

感想

もう一度言いますがパッケージが良いです笑
これ単にジョークというだけではなく、包装袋にはある程度の強度があるためにカードが傷みにくいです。チャック式なので除湿材を入れておけばカードのたわみなども防げます。久遠堂さん考えましたね。素晴らしいアイディアです。

さて、基本的には相手の手の内を探りながらプレイしていくゲームですが、回数を増やすにつれてブラフを入れより高度な心理戦が行えます。

短時間ですから、取り置くタイミングですとか、共通の場にあるカードを捕るタイミングも重要です。バレても高得点を!というときもあるでしょう。

このようにリプレイ性も高いゲームですが、どんな年代でも簡単にプレイでき、誰でも親しみやすいデザインは流石久遠堂さんというところでしょうか。4人はまだ未プレイですがこちらもまた面白そうです。

体験卓もあるようですのでご興味のある方はぜひお手にとって御覧下さい!

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