和洋折衷な本格「九十九里煮干つけ麺 志奈田」が美味しすぎてラーメンの域を超えている

はじめに

こんにちは!久しぶりのらーめんブログです。

今回行ってきたのは秋葉原にあります「九十九里煮干つけ麺 志奈田」

なんで久しぶりに書こうかと思い至ったかというと、この店の前の前の店が東京で一番美味しい店だったからです。

ちょっと意味が分かりませんね笑

ここにもともとあった店は、東京で一番美味しい店として、身内には紹介していたのですが、残念ながら閉店してしまいました。

その後、ラーメン店が何度かオープンしたようなんですが、どれもあえなく閉店。

立地の悪さもさることながら、ラーメン激戦区である秋葉原は福の神食堂のようにはいきません。

んで、つい最近またオープンしたようで、「煮干しラーメン」だったんですよ。

福の神食堂も「塩ラーメン」というシンプルでありながら、大変美味しくこの激戦区でも絶えず人が出入りしておりました。

「煮干しラーメン・・・これはいけるかも」

ということで脇目も振らずに入店。

結果、最高のラーメンでした。

入店方法とサービス

待っているなら先に券売機を買って、店員の方に券を渡します。
この時につけ麺ならサイズを(大中小は全て無料!)、ランチならばサービスまかないとご飯が付いているので、ほしい方は伝えます。

量はそれぞれ並240g、中360g、大480g。

かなりのどごしの良い麺なので女性の方でも中で問題ないと思います。

伝え終えたら外の席に並び直します。

いざ入店

ズラーッと並んだカウンターは以前の福の神食堂と違い、黒を貴重とした落ち着いた佇まいです。Jazzga流れていてフレンチでおフランスな雰囲気があります。

シルバーで統一されたキッチンもかっこよい。

テレビが設置されていたんですが、この環境であれば正直ノイズにしかならないと感じました。

どんなラーメン?

私が選んだのは濃厚煮干しつけ麺です。


煮干しラーメンには2パターンあり、本当に煮干しを飲んでるんじゃないかと思わせるほどの煮干しをメインにしたものと、煮干しをメインにしつつ、他の豚、魚等でマイルドに仕立て上げたラーメンとがあり、こちらの店は後者です。

先ずスープを一口。

最初に煮干しの香りを感じ、そして後からカニ、かつお、昆布、少々の肉系の濃いスープが舌いっぱいに包み込みます。
かつおだしだけでは表現しきれない甘露とも言えるカニののようなマイルドな味、そしてこの煮干しのビターさが食欲を盛大にそそります。

つけ麺はツルツルで程よい硬さがあり、まるでパスタのフィットチーネのよう。
麺には青葉が少しあり、これとループ、麺を絡みながらまた口の中へ。

このツルツルとした麺が「ものを食べる」という、「食」の最たる歯ごたえを実感し、スープの味を損なわないように整合された麺の甘みを噛み締めつつ、「ごくり」と喉越しを感じさせます。

「・・・これは美味い。」

チャーシューは薄切りにオリーブに漬け込ませたようなほのかな美しい香りと、ほんの少々の薄味が乗っていてこのスープとの相性抜群です。
肉がスープに馴染み、麺のように絡めて食べるのが至高。

フレンチのような食材のデザインで、煮干しの香りと青葉が和洋折衷、なぜこれほどまでに合うのか、目を見開きながら食べ進みます。

スープを飲み干し、一息つく余韻までもが、このこだわりのラーメンがもたらしてくれたリラクゼーション効果だと感じさせます。

全ての味が完璧にまで調整されたこのつけ麺、至高の煮干しつけめんと言えるでしょう。

少々スープが足りないと感じましたが、追加料金を支払えば頂けます。

ランチサービスの九条ネギ丼も、素材の味を充分に活かした丁寧な丼でした。

900円程とラーメンとしてはお高めの価格設定かもしれませんが、うまいもの、食べたいじゃないですか。

もはやラーメンの域を超えているこのお品は900円の価値、アリです。

訪れる機会のある方はぜひ。

所在地: 〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目4−1

定休日(月)
11時00分~15時00分(火)
電話: 03-3258-5282

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