蓋を開けばワッハハ!海の果ての財宝は誰の手に!?「ねずみ海賊ラッタニア」

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デザイン HISASHI HAYASHI (林 尚志)
イラスト ryo@にゃも
人数 2~5人
時間 30~45分
年齢 10歳~
価格 2800円
発売 2017秋
予約 https://goo.gl/forms/PzH4N1NaVjhNJXOp2

2017秋 両-A017-018 体験卓あり

はじめに

バッティングって良いですね。
自分がやりたいこと一斉公開。
誰かと重なってアクションが出来ないとワーキャーできて、でも内容はしっかりしているからゲーム性を損なわない。パーティーのようで、戦略や読み合いは本格的で、二度美味しいシステムを構築できる。それがバッティング。
だから私ロールフォーギャラクシーとか好きなんですよ。

今回のねずみ海賊ラッタニアはそんな同時プロットによるアクションとバッティング(便乗)とがうまーく調和して展開します。
OKAZUブランドとして決してぶれることのないオモシロさです。

システム

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やりたいアクションを同時公開して、他プレイヤーと疑似協力としての駆け引きを行いなつつお宝を目指したり資源を獲得して得点を競うボードゲームです。

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一列にずらっと並んだ10+1枚のエリアタイルがアクションを行える場所です。
自分がアクションを行いたい数に手下駒(キューブ)と海賊駒(円盤)をボードの裏に隠してプロット。

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それを一斉にオープンして数に対応したマスに駒を配置して解決していきます。時計回りで渡される陸と海の優先権から順に解決していきます。

アクション
日雇い職場(1マス目)

PB273206.JPG    お金を貰える場所。
プレイヤー人数分お金が置かれるます。その後は山分け。
陸の優先権を持ってる人から時計回りで山分け、なので4金あって3人の場合は1人1金多く受け取ります。
陸の優先権をもっているもしくは時計回りでそこから1番近いプレイヤーが一週回ってもう一金受け取れます。

仲間カードと手下(2マス目)

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ここには都度新しい仲間がやってきます。
仲間を雇うには左上のお金を払います。
右下のマークは勝利点になり、雇うと効果がる仲間も居ます。
最大五人までしか雇えません。

仲間カードは人数によってもそうですが、かなり強烈なものもあるので事前に紹介しておくと良いと思います
例えば「スリ」は他プレイヤーとアクションが被ったら被った全プレイヤーから1金ずつ奪えます。強い笑
もともとアクションを「他プレイヤーと重ねる」ことを目的とするゲーム(後述)なので、この仲間はかなり強烈でした。

手下キューブは1金必要です。
最初は手下キューブが少ないので取りたいのですが上記の通り魅力的な仲間ばかりで、手下か仲間を悩みます。

海原(3-8マス目)

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以降は海原マスです。
先に進むためには、四角の手下駒か円盤の海賊駒が連続して配置されていないとその先のアクションが行なえません。
しかし、間の海原に駒が配置さえしていれば誰の駒でも構いません。

「あ、あの人、手下駒をあんなに揃えて・・・あの海原マスまで行くつもりだな・・・」といった具合で、自分は間の海原に手下駒を配置せず、いきなりその先の海原に海賊駒を配置したりするのです。
読み合いと便乗が繰り返されます笑

手下駒はバトル時と海原を渡ることのみの利用となり、アクション自体は行なえません。
アクションが行えるのは基本的には海賊駒のみです。

海原マスの効果

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船を襲い商品を奪ったり、商品を収めたりする場所です。
バトルマークがついている商品が一つでもある列は船の襲撃アクションになります。

襲撃アクション

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その列にあるバトルマークの数分がその列の船の戦力になります。
そして、プレイヤー側の戦力はそこに配置された手下駒✕2となります。
海賊駒コマは戦力0として数えますが、前述した通り海賊駒がなければアクションが行なえません。
つまり、海賊駒+手下駒があって初めて襲撃アクションが行えます。
手下駒だけでは襲撃アクションは行なえませんし、海賊駒だけでは戦力0なので襲撃出来ません。

しかしながら、こちらも誰の手下駒でも戦力としてカウント出来ます。

例えば6の海原に行きたいプレイヤーがいたとして、それを読んで4のところへ自分の海賊駒のみをプロットします。
そして公開後、6の海原へ渡るために他プレイヤーが4のところへ手下駒を配置しているとしましょう。

4にバトルマークがひとつ付いている船がアレば戦力1の襲撃可能な船です。
そして他プレイヤーの手下駒+自分の海賊駒で戦力2として襲撃アクションが実行できます。

遠くの海原に行きたいプレイヤーに便乗したり、そもそも襲撃をしそうなプレイヤーがいたらその海原マスにひょいと海賊駒を置きます笑

ただ戦力が足りなければ協力して船を襲うしかありません。
戦力3とかの船が来たら「誰か一緒に~」と祈りましょう笑

えっとですね、祈るのも良いのですが海優先権も考えると良いです。

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襲った時に襲撃が成功したら並べてある品物を、海優先権があるプレイヤーから順に選んで貰えるわけです。
好きなものが先に選べるのも良いのですが、例えば品物が3つあり2人で強奪成功すれば海優先権がある人もしくは1番時計回りで近い人は2つの品物を貰えます。

海優先権が近くで戦力が微妙に足りてない人が居れば、もしかしたら助けを求めてるかもしれませんね笑

納品と貿易(9マス目)

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画像だと一番手前の一番上のカードが貿易の列ということを荒らしています。
9マス目が貿易です。
納品カードによってお金を支払うか、もしくは指定のカードを納品すれば持っている品物が裏返り、それを得点として扱えます。
貿易はお金を必要とせず商品を勝利点に変換できます。

伝説の島(10マス目)

勝利点と秘宝を手に入れることが可能です。
ゲーム終了になるにつれてみんな一生懸命に海の果てにある秘宝に挑戦します。
ここまで来るには単純な戦略だけではなく、他プレイヤーとの読み合いが必要となります。
なにが良いかと言えば、一生懸命10マス目にいこうとしてもなかなかうまくいかないのですが「あ!頑張ってる!」「挑戦してるね~!」などと他のプレイヤーから拍手を頂けます。
秘宝はどれも強いものばかり、ここではあえて紹介しないのでぜひ挑んでみて下さい!!笑

農場

手下駒が途切れて海に取り残されてアクションが出来ない場合、海賊たちは農場へ送られ1金を得ます。平和です笑

インタビュー

こちらのインタビューは後ほど記事に掲載する「かうんとり」についても含まれます。
こんにちは!
ねずみ海賊ラッタニアは同時プロット方式で唸るジレンマを味わい
そしてかうんとりは反射神経が鍛えられ笑えるパーティーゲームでした。
こちらの製作に至った経緯を宜しければお聞かせ願えますか。

「ねずみ海賊ラッタニア」は、実は4年前ぐらいに名作「マネージャー」の値付けシステムをアクション選択に応用できないかと考えました
ただそのシステムはかなりピーキーなバランスなので、いかに途中で脱落者を作らないかに苦心しました。
今の形に落ち着いたのは、半年前です。そこからテストプレイ&調整の日々です。

「かうんとり」は、「OKAZU
brandのゲームは、やってみると面白いけどルール量が多い」と言われることがあり、もう少しルール量が短いゲームを作れないかと思って作りました。

どちらのゲームも「ドッと笑いが起きる」というテーマとして関連しているような気がしたのですが、そういった意図というのはあったのでしょうか。

たまたま今回、偶然が笑いを生むゲームが出来上がった感じです。最初はゲムマ秋向けに別の協力ゲームを作っていたのですが、どうしても克服出来ない欠点が見つかって、お蔵入りにしたときに、代わりに「かうんとり」が出来ました。テストプレイの段階でゲーム自体があまり得意ではないプレイヤーが大笑いしながらカードを引き取っているのを見て、いける、と思いました。

「かうんとり」ではこの議題が好き!(ドイツ語数字など)やねずみ海賊ラッタニアではこのキャラが好きなどがあれば是非教えてください。
私はスリのちょっとすっきょんとうな顔が好きです笑

「かうんとり」はx文字の単語が好きです。
大体私がやると6文字以上は○○大学でごまかします。
「ねずみ海賊ラッタニア」だと、農場主が好きです。海賊なのに農業?というギャップが良いですね。

今回は両日の出店ということでしたが、
ゲムマ両日開催についてはどのように思われますか?

両日開催はまだ始まっていないので、どうなるか不透明なところはあります。きっと良い面も悪い面も出ると思います。
個人的な都合ですと、前日が平日になったので、今まで友人が荷物搬入に車を出してくれていたのが、仕事の都合上不可になってしまい、オペレーションの側面で辛くなりました。

それでは最後に何か一言お願い致します。

「ねずみ海賊ラッタニア」「かうんとり」の両方とも面白く出来上がったゲームだと思っております。是非、手にとって遊んでいただければ、と思います。

感想

おもしろい。酒すごろくおすすめです。
さすがOkazuブランドさん、安定してブレることのない素晴らしい作品。
バッと開いたとき笑えたり、直接の攻撃はないのですがポジティブインタラクションが多く、終始わきあいあいとした雰囲気で愉しめます。ホント、10マス目まで行く姿は勝負であっても応援したい気持ちになります。でも失敗して海にポチャンw
手元に隠すボードは平行に座っていると見えたり置く場所がなんか分かっちゃたりとか、仲間カードの強さにかなりバラツキがあったりと、うーんと思うところもなくなないのですが、そんなの気にならない。おもしろいは正義!

これで3000円を切る手軽さはホントお薦めしたい。

できれば5人がとても望ましいです。
4人でも愉しめますがこの面白さをきちんと味わうなら5人でしょうか。

とにかく、両日やられるようなのでぜひ体験卓で試遊してみて下さい。
拍手!


参加か出来なかった、もしくは買い逃した方は同人ボードゲームのラインナップが豊富にある通販ショップの駿河屋がオススメです。

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