シンプルで奥深い戦略とジレンマ「インホテップ(イムホテップ)/Imhotep」

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sdj2016年エキスパートゲーム大賞(灰色)ノミネート作品
※2016/07/18大賞がベルリンで決定されます。

インホテップ(イムホテップ)/Imhotepのレビューです。

2017/05/10日本語版が発売開始されました。
Amazonで4000円以下。コレは安いです。

テーマ

ピラミッドの建築法を考案したとされる、ヘリオポリス太陽神殿の大神官インホテップとなり、都市を造り上げるゲームです。

システム

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船に石材を積み込み5つの領地へ輸送し、そこで得られるポイントを競い合います。

各領地には石材を置くことによって様々なポイントの獲得方法があり、どこに輸送するかのジレンマとプレイヤー間の駆け引きが愉しい。

領地は次の5種類

  • ピラミッド ピラミッドの形と同様に石材を積み立てていき、自分が置いてある石材の位置によって特典が得られます。
  • 神殿 石材を重ねて置いていき、各ラウンド終了時に上から見えるものが得点が得られる
  • お墓 並べられた石材に対して縦横に繋がっていると得点が得られる
  • オベリスク 高けりゃ良い笑
  • 市場 様々な特殊効果が得られるカードを入手できる

各自石材用ボードがあり、石材は補填しないと限りが有ります。

手番

手番は下記3つのうちいずれかを選べます。

  1. 自分の手番には石材をの上に3個補充
  2. 船の上の石材を1個載せる
  3. 石材が載った船を1隻空いている現場に移動する
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それぞれの領地による効果と、手番をどうするかで、なかなかおもしろいジレンマとインタラクションがあります。

船に載っている順で自分の石材が領地に下ろされるので、船の中での順序が重要だったりします。

今船を動かすと、手番が終わった後に他の船に石材が積まれて出港されてしまうし、かといって今船を出港しないと神殿でブロックが繋がってしまう・・・笑

「頼む!出港さないでえええええ笑」

という断末魔を尻目に船を領地へと出稿させます笑

ラウンドごとにポイントを集計し、6ラウンドでゲームは終了します。

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感想

非常にシンプルで奥深い駆け引きが愉しめます。お互いに利害が一致することが多々ありますが、相手がそこに気づかなければ「うわあああ」となりますので、ついつい口に出したくなります笑

そういった暗黙の奉行問題については良し悪しかなとおもいますので。

真新しいシステムはありませんが、エリアマジョリティとインタラクションが絶妙に噛み合った本作。複雑にし過ぎないところが本当に素敵。

おそらく最初はもっともっと要素を詰め込んでいたのでしょうが、不要な部分をきちんと切り取って愉しさを追求しているところが好きです。

スカイアイランドといい、インホテップ(どちらも2016年エキスパートゲーム大賞ノミネート作品)といい、昨今の「アクション多め、でも結局やることは皆同じ」な重ゲーに一石を投じる作品です。

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