可愛い動物たちとワカプレパーティー!「アニマル・ヴィレッジ」

P4301319.JPG

ゲームマーケット2017年春新作ボードゲーム「アニマル・ヴィレッジ」のレビュー及び感想です。

初心者向けの手軽で可愛いワーカープレイスメントです。

デザインイイダテツヤ
イラストイイダミカ
人数1~4人
時間15~分
年齢7歳~
価格2000円
発売2017春
予約https://goo.gl/forms/Kz1AyOTFFK8bv6Fz2

はじめに

P4301284.JPG

 

このゲーム、説明書がわかりづらいというのが第一印象でした。
最初にいきなりカードの見方が来て、「?」という気持ちで読み進めていき、これは絵柄が分かりやすく丁寧だったのですが、中盤に記載されているゲームの進め方が文字のみでここに絵が欲しかった!と思わずつぶやいてしまいました。

読み進めていくうちに、どうやらワーカープレイスメントらしいということがわかったのですが、ワーカーを置くカード自体に効果の説明がなく絵だけです。
そのため、効果については説明書の記載を毎回見てプレイしなければならず、さらに全員で共有しなければなりません。

ワーカープレイスメントが初めての皆さんはここで躓くかもしれません。

しかし、です。
このゲームは初心者向けのワーカープレイスメントとしてお薦めできる作品です。

実際にプレイしてみると何のことはありません。

ワーカーを置いたときの効果も1度プレイしてみれば可愛いアイコンの補助でとても分かりやすく、説明書を読む必要もありませんでした。

もったいないです。
おそらく私が初心者で、カードの効果が説明書に記載されて、「毎回説明書を見てプレイしないといけないのか・・・」と思うと購入には踏み切れない。

あんまりこういうことを書いてあるところは少ないのですが、はじめに説明しておく必要があると感じ、お伝えしておきます!。

あ、でもプレイヤー毎に流れと効果の簡易サマリーはほしかったかも笑
いずれにせよ、ワカプレ初心者にお薦めできる作品です。

システム

P4301282.JPG

アニマル・ヴィレッジは動物たちが農場を経営して、より多くの収穫物を得たプレイヤーが勝利します。

今回の題材のワーカープレイスメントとは、ワーカーをそこに置くことで効果が得られるゲームで、全7ラウンド4フェイズの構成です。

P4301288.JPG

P4301305.JPG

ワーカーカードが同じ大きさでわかりにくかったりもしますが、アクションカードの上にワーカーカードを置くことでアクションを発生させます。

画像ではスタートプレイヤーとなり、カブ獲得のアクションを選択してカブを1つ得ています。

まずは簡単なセットアップを行います。

そしてテーマをランダムで決めます。

テーマはボーナス得点です。
このテーマ、例えばカブの数を多く持っている人がさらに追加点を得る、等があるのでこのテーマが変わることで何度も遊べるプレイ感を出しています。

P4301290.JPG

初めにラウンド表示山札をめくります。
一番最初は表示されているので必要ありません。
一番最初の表示にはカブのマークが下に付いています。
これは次回から「畑をたがやすアクション」が選べる(増える)ことを示しています。

ラウンド毎にアクションが増えるので、どんどんやれることが多くなり、戦略も自然に自分の中で増えていきます。

P4301285.JPG

ゲーム開始時スタートプレイヤーはカブアクションをすることが安定行動となります。
これについては後述します。

次にコインの補填を行います。
コインの補填は毎ラウンド行われます。
例えば、誰もコインアクションを選ばなければ、ラウンド毎にコインは増えていくということになります。

P4301316.JPG

そしていよいよアクションです。
アクションにはそれぞれ効果が異なりますが、代表的なのはカードを増やすこと、そして増やしたカードを裏返すことです。

「畑をたがやす」はカブカードを表向きに得ることが出来ます。
そして2ラウンド目で追加されるアクションは「カブを増やす」アクションです。

P4301291.JPG

カブを増やすアクションは自分が獲得したカブカードを裏返すことが出来ます。
裏返すとそのカブが3本になったり、新種のカブだったり、単に1本だけ増えたりと、さまざまです。これがそのまま得点源になります。

そのため前述の通り、スタートプレイヤーで1ラウンド目を迎えた場合はカブカードを得る選択が安定行動となる場合があります。

P4301300.JPG

そして裏返すとき、ここがランダムなのがとっても良い!
いや、逆にダメだと思うのであればそれはもうほかのワカプレをやればいいと思うだけの話です。
このランダム感は生産拡大系として私が初心者に最も薦める「オーマイグッズ」を周到しております。
あちらもランダム要素がかなり強いので、初心者も上級者も右往左往して楽しめるのです。
通常のワカプレ、例えば私の大好きなナショナルエコノミー等は定石がある程度決まっており、初心者が逆転することはほぼ難しいでしょう(あのシビア感がたまらなく好きなのですが)。
しかし、こちらは題材としているワカプレのパーティー版!

P4301312.JPG
裏に返した時に得られるものに一喜一憂できるのは、純粋に皆で共有出来る楽しさです。種を植えた植物がどのように咲くか、そういった気持ちも似ていますね。

そのため運要素は非常に強いのですが、きちんとワーカープレイスメントをやっている風に楽しめるのはとても良いです。

P4301317.JPG

そうそう、ワーカープレイスメントの特徴は「他プレイヤーが選んだものは選べない」ということが基本となります。
そのため「スタートプレイヤーになる」というアクションがあることにも注目です。

P4301331.JPG
こういった形で耕したり、そしてそれをお金にしてまた何かを勝ったりを繰り返し、アクションも増えていき、ゲームが終了します。

P4301325.JPG

実は得点はセットコレクション、つまり組み合わせボーナスが発生します。
まず、テーマボーナスが2点。
そしてカブ、花、羊の新種を揃える新種ボーナスが1組み4点。
これらは組み合わせ自由なのでテーマと新種が被っても追加点となります。

後は収穫した数でそれぞれ一点と、1コイン1点です。

得点計算をしてゲーム終了となります。

インタビュー

本作はワカプレということでいつもと打って変わってゲーマーズ向けのシステムでしたね。セットコレクションも若干ありますし。
本作を作る上で、何かきっかけや思いがあれば教えて頂けますか?

P4301297.JPG

遊んでいただいてありがとうございました!当ブランドのコンセプトは、手軽で簡単ながらも『本格的』なボードゲームを出来る限りたくさんの皆様(特に初心者やファミリー)に遊んでいただけるようにする、というものです。

その意味で、今までウノや人生ゲームなどしか遊んだ事のない方々に向けて、近代ボードゲームのメカニクスを軸に商品を制作しております。

キャッツ・パーティーではドラフトを、バード・オブ・ハピネスではデッキビルディングを、スウィーツ!ではセットコレクションを、そして今作アニマル・ヴィレッジでは、昨今大きな流れとなっているワーカープレイスメントをテーマとさせていただきました。
おっしゃる通り、世のワカプレはゲーマーズゲームであり、本当の初心者にはプレイしにくいものばかりです。だからこそ、究極に簡単に手軽にプレイ出来るワカプレで、ワカプレの楽しさを感じてもらいたいと思っています。

購入を検討している方や何か伝えたいことがアレば教えてくださいませ!

購入を検討されている方へは、まずゲームマーケット2017春の会場でのご購入をお勧めいたします。通常価格2,160円(税込)のところを、会場特別価格の2,000円(税込)にて販売いたします。残念ながらゲームマーケットにお越しいただけない場合は、Amazon、イエローサブマリン各店、東急ハンズ名古屋店、JERRY JERRY CAFE下北沢店、BOARDGAME.Lab! DDT(大阪)、サイコロ堂(沖縄)、でのご購入をお願いいたします。

P4301320.JPG
また、ゲームマーケット2017春の会場では、「アニマル・ヴィレッジ」の体験卓を2卓ご用意しております。ブースではフルカラー12Pの公式カタログも配布(※無くなり次第配布終了)しておりますので、ぜひブースにお寄りいただき、カタログでご確認いただいたり、実際に手に取っていただいたりして、ぜひご検討下さい。

裏設定として、試作段階では実は、農場カードの種類(畑、花だん、牧場)ごとのエリアマジョリティ要素が存在しておりました。新種点を狙って農場を横に伸ばすだけでなく、縦にも伸ばす目的を持たせていたのですが、点数計算やゲーム途中での見通しが複雑化するため、最終的には排除された要素となりました。

P4301313.JPG

ありがとうございます。デザインと説明の両立、非常に難しいと思います。
ワーカープレイスメントなのにカードに説明はないのは驚きました。
しかし、やってみればとても簡単で説明書は不要、とても親切なアイコン設計だったのだと改めて感じました。
かなり思い切ったことだと思うのですが、このあたりについてどういう思いがあったか聞かせていただきますか?

P4301293.JPG

カード自体に説明文が無いのは、当ブランドの商品は基本的にLanguage Newtral(言語依存無し)を目指しているからです。
これまで発売したいずれの商品も、メインコンポーネントであるカード自体には、出来る限り数字や簡単なWord(ptsなど)以外は表記しないようにしています。
今作においてもそれは同様で、カードの絵柄とアイコンでアクションの内容が判別できるようにデザインしています。

感想

P4301322.JPG

良作です。
ワーカープレイスメントを体験したことがない方はぜひ試遊を楽しんでほしいです。
本作はきちんと(?)運要素が強いのですが、指針もあり初心者にも分かりやすい。
何より中級者とも楽しめるし、ゲーマーズ向けのワカプレをとてもシンプルかつ楽しめるゲームです。
デザインも相変わらずかわいいので、女性にも遊んでほしいですね。

持ち運びもしやすい短時間で終わるのでこの機会にいかかでしょうか!

国内最大規模のアナログゲームイベント『ゲームマーケット』公式サイトです。

画像集

P4301326.JPGP4301324.JPGP4301311.JPGP4301301.JPGP4301299.JPG

Sponsor

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへにほんブログ村
ボードゲームランキング他にもたくさんの愉しい記事のランキングです!
Sponsor
Translate »